スコールちゃんねる

見てる人いなそうだから適当に寝落ちしそうになったら寝る

ちょうど二年位前の話で、自分が高校の時にハマってたAKBのグッズを売ろうと思って友達に相談して、売りに行こうってことになった


自分が住んでたのが地方って事もあって、当時グッズを東京で売っても供給が多いせいか、レア度が低いせいかわからないけど高値では売れなかったが、地元では大したものでなくても高値で取引されていた

その店のグッズを適当に眺めてみてても、自分のグッズの方が価値あるとか、あれ売ったらいくらかなとか妄想を膨らましていた


とりあえず、今あるグッズをまとめてみるかって事になって友達と家で、これはいくらになりそうだ！これは思い出の品だから売りたくないなぁとか言いながら売る物を選別していた


あとあと聞いたら物を選んでる時の独り言がとても気持ち悪いけど、唸ってて面白かったと友達は言っていた

そして、グッズをこんなもんかとまとめて、いざ出発


袋二つ分位の量だったかな。DVDやら雑誌やら色々持っていった。余談になるが、自分は最初ハロヲタだったが、僕の太陽のPVを見てAKBに本科的にハマり、渡辺→大島優→北原と推し変を経てこのイベントにこぎ着けた

ほう

緊張な面持ちで店に着くと、査定に時間かかりそうだから、最初物を預けて、店内見て回ろうって事になり、カウンターに並ぶと色々な人がこっちを見ていた

多分、グッズを結構な量持ってたからだと思う。書物を終えて、友達と雑談やら立ち読みやらして時間を潰した


友達に「どのくらいになると思う？」って聞かれて、オクとかでも全く調べないで行ったから、全く検討もつかず、適当に「二万行けば御の字だし、それ越えたら売るよ」って話をしていた

二万越えたら売るよなんて簡単に言ってしまったけれど、内心自分が青春時代にバイトして貯めたお金で買ったものをたった二万で売っていいのか、でも一人暮らしを始めるからお金は少しでもほしいとか色々考えながら査定の結果を待ち望んでいた


手汗ビッショリかきながら待っていたのを今でも鮮明に覚えている


そんなこんなで二時間くらい経過してようやく査定が終了して、自分の番号が呼ばれた

みてるよー

二時間もの間心臓ドキドキさせながら、待ってただけあって、呼ばれた時は緊張が半端なかった


店員に番号を渡して査定の結果を聞いた














店員「大変お待たせしました。〜番の〜様でお間違いないですね？」
自分「はいそうです。」
店員「査定の結果ですが、全部で76000円になります。（もうちょっと細かかったけど、忘れた）」


査定の結果を聞いてびっくりした。予想を遥かに越えていたからなのは言うまでもない。友達と二人でスゲー、ほんとにあれでこんな額になるの？！なんて友達は言っていた気がするけど、自分は興奮してて、あんまり覚えていない

二万がボーダーとか言っていたから、突然七万とか言われて面食らっていた


もちろん「売ります」って即答した


んで、隣に査定した商品の一覧が事細かに書いてあって、一つ一つに値段がつけられていた


あれが、こんな値段に？！
あれは期待したけど、大した額になってないなぁとか考えてた。その時は査定をしっかり見ていたつもりだったけど、後ろの人の待ちとか、早くお金を手元に持ってきたいとかそんな気持ちばっかりがよぎって、写真撮ろうとか、メモろうとかそんなことは考えられなかった

買い取り査定で予想を上回ったときの感動は異常

ここで、推しの遍歴を説明したのがちょっと生きてくるんだけど、最初の渡辺を推してた時に買った限定のTシャツとか今はどうかわからないけど、B3って言われるあんまり手に入らない（自分はそう思っていた）ものが高値をつけていた


北原を推してた時期が一番長いだけに、写真をたくさん集めてて、月別コンプって言われるオクとかでまあまあな値段で取引されてるやつも結構あった


売った時にはオクでしか手に入らないから結構高値つくんじゃないかなぁとか思っていたけど、大きなファイル一冊で一万円の値段しかつかなかった



この時点でおかしいなぁって思っておくべきだった

写真は結構いいヤツもいたはずだぞ？確かに北原なんて前田とかみたいにすごい人気ってわけでもないけど、ヲタならそれなりに知ってる人もいるし、それにこんな区切りのいい数字になるもんかなぁとか思っていた


あと査定金額は見てなかった（興奮して）が北原が初めてカレンダーを出して、それに直筆のサインが入ってるやつを何本か持ってたから、それも売ったけど、大した額にはなっていなかったと思う



問題は大島優子にあった

大島優子を推してた時にわざわざそれだけの為に地元から新幹線日帰りで東京に向かった


大島優子が本屋で写真集の記念握手会をするからだった

見てるよ

見てるぞ

今更考えるとよくほんとにあれだけの為に行ったなあって思う


でもその写真集イベントは握手も出来て、なおかつ買った写真集には直筆のサインが入っていた。当時の自分には喉から手が出るほど欲しいもので、サイン無しの写真集の他にそれも買った



それを含めた大島優子の写真集（同じやつ）一枚はサイン入のヤツを売りにだしたが、査定金額が三冊で3000円だった

これはおかしい！って思ったけど、やっぱり興奮していた

「ふーん、3000円か。まぁ七万だし、サインは査定に含まれなかったんだな」って悠長な考えで、普通に名前をサインしていた


名前をサインすると、取引は完了して、以後商品の返却は出来ませんっていわれてたけど、余裕余裕みたいな感じで、いちゃもんなんてつけようもないすごい額提示してくれたじゃないですかとバカみたいな考えをしていた


それで、お金をもらいホクホク顏で友達に飯を奢るよ！といって近くのファミレスに向かった

そのファミレスで自分がおかしいと思っていたことを友達に話した


その時は結果見てから結構時間がたっていたから冷静さを取り戻していた

自分「サイン入りって査定に含まれないんだね。もしくはサインに気づいてないのかな？」

友達「どうなんだろうね。気づいてないんじゃない？」

なんて会話をしていたが、やっぱりサイン入りが一冊1000円なんてどうかしている。でも返却はされないし、せめて査定に含まれていただけでも知りたいと思って友達に話した


その流れで帰りにまた寄って聞いてみるだけ聞いてようってことになり、足早にさっきの店へ向かった

店に着くと一目散にさっきのカウンターに


すると、一番偉そうな人がいて、さっきもその人に査定の結果を聞いたし、話がわかりそうだなって安心した



自分「さっきここで査定をしてもらったものなんですけど、決して返却目的とかではなくて、直筆サインが査定に含まれているかを」と話を進めようとしていたら


店員「あ、サインは含まれません」



ってきっぱり言われた


あ、ありがとうございます（笑）みたいな感じでそそくさと退散した

やっぱり査定に含まれていないんだな！そりゃだれが書いたかもわからないし、俺がサインの達人って思われてるだけかもななんて話をしながら家に帰っていたが、やっぱり腑に落ちない


友達からしてみたら面倒だっただろうけど、査定に入ってないなら、あの写真集取り戻したいなって言ってみた

その時も優しいと思っていたけど、今思い返しても優しい


友達だと可哀想だから適当にジーコって名前を付ける


そのジーコってヤツがまた面白くて、キレると手がつけられなくて、中学時代は怒って友達のスクールバッグを破いたり、ゲームで負けてイラついてベッドの柱殴って怪我したりと個性的なキャラです


そのジーコが明日もその店に連れて行ってくれるって言うからありがたや、ありがたや。明日にもなれば商品並ぶし、もしかしたらサイン査定に云々の前に気づかれてない説も浮上してきて、買い戻そう！って結論でまとまってその日は解散した

そんなこんなで次の日、また二人で昨日の店に朝早くに行った


車中では「まだあるかなぁ」「俺のあのグッズいくらで売られてるかなぁ」とか話しながら移動してたから店にはあっという間についた




店内を見渡して見ると、昨日自分が売ったグッズが数多く売られていた。自分の売った額よりかなり上乗せさらて売られていたのを覚えている


コンサートで買ったサイリウムなんて7500円で売られてて、！？ってびっくりしたのを覚えている。ちなみに北原さんの月別コンプの写真はなぜか一つもありませんでした

もしかしたら、前日に陳列されて売られていたのか、もしくは店員さんが買ったのか。値段いくら付くのか気になっていた物だから残念だった

そこで商品をみていると、また別な友達に会った


そいつをワダイと名付ける

ワダイは弟と来ていたらしく、自分の昨日の出来事を説明したら、それは取り戻したいねってことで一緒に店内を回ることになった



色々商品を見ていると、問題の大島優子の写真集が売られていた


しかも、三冊

これはラッキー！！！って神様ありがとう！最高や！！！とか思っていた


ジーコも三冊あるから、どれかにサインが入ってるわけかー

なんて言いながら、どれを買うか迷っていた


ちなみに価格は一冊2000円で自分の売価の倍だった


三分の一だから、一冊ずつ買って、一冊目にサイン当たればラッキーで三冊目でもしゃーないってことでまずは自分が一冊サイン入りの写真集求めてレジに特攻した

誤字が目立ちますねすいません


急いで書いてるもので

見ている方々ありがとうございます


どのくらいの方々が見ていてくれていますかね？こういうの始めてなので気になります

会計を終えて包装を破り、いざ中身を拝見



しかし、サインは入っていなかった。サインの入っている場所は表紙を一枚めくった表紙の裏に書いてあり、サインに気づかなかった説は冷静に普通に考えてたらあり得なかったのですが、その時の自分にそんな考えはあるはずもなく



自分「あー、ハズレだわ（笑）2000円無駄にしたわ。次ジーコいってくれない？」

ジーコ「こんなの買うの恥ずかしいけど、仕方ないからいってくる。もう二冊のどっちかだから二冊で良くね？」

ってことで五千円札一枚を渡してレジにいってもらった

ジーコを待っている間、ワダイと自分は雑談しながらAKBグッズを眺めていた


昨日自分が売ったグッズがUFOキャッチャーの一等になっていたり、説明すると長いので割愛しますが、思い出の品がこんな高い値段で売られているなんて（泣）


と感慨に浸っていたら、ワダイがAKBグッズのショーケースを眺めているのに気づいた


このショーケースは展示さらている中でもランクの高い商品が陳列されていて、自分の売ったグッズも数多く並べられていて、ドヤ顔でワダイに、これは俺が売ったんだぞって説明していた

そんな説明も済んで、流れているAKBの動画を見ていたらワダイが「おい、これってレアなものなんじゃないの？」って話かけてきた



また自分の商品の説明かなと思い、そちらのショーケースに目を向けると、レアグッズの中でも、一番高い位置になんと大島優子の直筆サイン入り写真集！！！って大きな見出しを掲げながら、神々しいまでの光を放ってそこのグッズの中でも異彩を放っていた

ガッツリ二度見したと思う


え？！？？？ん？！！おお、サイン入り写真集じゃないか！レアだな！！！あれ？これって自分のヤツry



そんなことも頭をよぎったけど、悲しいもので即座に自分の売った写真集だと認識した

ショップで売るとか馬鹿すwww
確かにヤフオクとか手間かかるけど、かなり利益になったと思うぜ？

自分「これ、俺が売ったやつだ…」
ワダイ「でも、今コレを買い戻そうとしてるんだよね？」
自分「そうだね。サイン入りはレアだからね」


ってな会話をしていて、値段を見ると





15000円wwwwwwwww





コレは…1000円で売った写真集なのか…やられた…あのでぶっちょ店員にしてやられた


気づいた時には遅く、ワダイがそれならジーコの会計止めなきゃじゃない？って言ったお陰で気づいて、レジに駆け出したら、ちょうどジーコが会計を終えて、袋を持ってコッチに駆け寄って来た

ジーコ「これのどっちかにサインが入ってるんだよな」
自分「いや、多分入ってないよ」
ジーコ「いや、昨日売った三つ全部買占めたじゃん」
自分「うん…でも俺の写真集ショーケースに飾ってあった」


ジーコも驚いて、ショーケース見に行ったけど、自分のショックとは裏腹に大笑いしていた



結局、三冊買った写真集にはサインなんて入っているわけもなく、6000円を無駄にしてまた写真集を手元に戻したって結果になりました


売り場にあった自分の物以外の写真集のせいで、騙されて無駄なお金を使い、オクで売ったらもっと高値が付き、挙句サインは査定に含まれないなんて言葉を鵜呑みにして完全敗北



今では大島優子を見るたびに、君にやられたんだとあの時の出来事が浮かんでくるようになりました



以上で自分の話は終わりです。長々と見てくださってありがとうございました！


今となってはネタに出来るので良かったのかと思っています

結局21000円使ったってこと？
ちゃんと買って取り戻そうとするあたりいい奴だなwww
ジーコが笑ってくれてよかったな

買い取り価格が高いからって安心しちゃいけないってのを学べたぜ！！

売値15000なら適正は7000ぐらいだったのかな？
乙〜
おやすみー

ゲーム屋だけどバイトで買取してる側だから面白かったわ
金額の差は悲しいかなありがちだけど、サイン関係ないとかそんな嘘付いてどうすんだよって感じだなー
乙！おやすみ

みていますよ！

まぁ商売ってそんなもんだと思うよ

なかなか面白かったぞよ